Plumeria, Hong Kong

プルメリアの“ホンコン”という品種はシンガポールとのハイブリッド種です。毎年ハワイへは4月頃に行くのですが、その時期にはあまり見る事ができません。今年は6月に訪れたので、JLナーセリーの農園の道路側に植えてある丸葉コレクション→シンガポール 、メレパボーマン、そして満開を迎えたホンコンを見る事が出来ました。

「プルメリア・ホンコンの親木は何だかご存知ですか?」とキング(ジムさん)に聞いてみた。「フロリダのExotic Plumeriaが登録した品種だよ。もう少し詳しい事がわかるかもしれないから、聞いてみるよ。」と連絡をいただき....
半日もたたないうちに....Exotic Plumeriaのアランさんから回答がありました。

ホンコンという品種の誕生はとってもシンプルなものだよ!と記載されていました。1991年から1993年あたりにシンガポール・ホワイトから採取した自然交配の種(OP: open pollination)で育てたものの中からか出来た品種だそうです。アランさんが登録したプルメリアの中でも初期のものだそうです。
今でも実生で育てて12〜14年程度育てているシンガポールが25〜35種類あるそうで、レインボーやピンクなどの素敵な花を咲かせているものもあるようです。発表はしていないそうですが、いつか見てみたいですよね!

自然交配からたまたま生まれた、ホンコンという素敵な品種。今年、満開のピークを見て香りをいっぱい浴びたせいか、とても愛着が沸いています。

ただ、発根が難しいのが残念です。(どうしても育てたい方は接ぎ木をおすすめします...) 

ジムさんからは、次回来た時にはシンガポールの実生苗は他にもあるから見せてあげるよ!と言われたので、忘れずに見て来ないと...。テーマを持って花を見ないと、広くていっぱいあるから、何を見ていいか分からなくなってしまうんですよね...。


6月のHong Kong
花びらの多くは6枚なのが特徴です!
甘い香りをいっぱいに浴びてくらくらしたのを思い出しました。