プルメリア:サイズの違い

プルメリアには木のサイズの違いによって呼び方を変えてあります。

普通のプルメリアは3m〜5mの中低木に分類されています。これを総称した呼び名はありませんが、これをRegular(レギュラー)サイズと呼ぶとすると、それ以上に小さい品種はいくつかの呼び名があって分けるようにしてあります。

以下:大きい→より小さい順

◎Compact(コンパクト)レギュラーサイズより小さめで枝ぶりがコンパクト。

◎Miniture(ミニチュア)コンパクトとドゥワーフの中間の大きさ。Rubura種もしくはDwarf種との交配で比較的小さめの樹形の場合この呼び名を使っているようです。

◎Dwarf(ドゥワーフ)わい小プルメリア。基本的には丸葉のミニチュア種の事を指しています。ex. Dwarf Singapore Pink

さて、ここで言いたい事は....
私たちが通常育てているプルメリアにも大小があるって事です。

例えば、PU PRESS夏号の表紙にも使用したJL Pink Pansy(ピンク・パンジー)はコンパクト種に分類しています。Penang Peach(ペナン・ピーチ)もそう。比較的樹形がコンパクトで大きくならず、枝が密集して育ちます。枝も通常のRubra種と比べたら少し細いのも特徴かも知れません。これらのコンパクトに分類した品種は鉢植えで育てる私たちにとって最適な品種かも知れません。Penang Peachは花弁に厚みがあり、花持ちもすばらしく良い優秀な品種です!これ以外にもいくつかコンパクト種と呼ばれているものはあると思うので、気付き次第ご紹介していきたいと思います。

JL Pink Pansyが表紙のニュースレターをジムにも渡したらとても気に入ってくれ、いつも持ち歩いてくれていました。これはJLナーセリーが最初に品種登録した第一号だった記念すべき品種だったようです。この花が生まれるまでに何回も、何回も品種改良を続け...あまり期待の持てる結果が出ず、半分もう無理かも....とあきらめていた頃にようやく生まれた思い出深いプルメリア。それと同時に品種改良のちょっとしたテクニックもつかんだ瞬間だったそうです。


JL Pink Pansyが表紙のニュースレター
Penang Peach