冬の水やり

冬場の水やりは迷う所です。「ちょっと」がどれくらいなのか.....本当に水はあげなくてよいのか....乾燥したらの「乾燥」ってどれくらいなのか.....説明するのがなかなか難しいのです。なので、今日は水やりについて解説してみます。

Mele Pa Bowman (Singapore Yellow)はオブツサ種(常緑)とルーブラ種(落葉)のハイブリッド種です。両方の特徴を持ち合わせているのですが、ハワイでも落葉していなかったので、葉は全部落とさない程度に暖かいリビングルームに置いて、シンガポール・ホワイトと同じ様に育てています。


水は年末から1ヶ月くらいあげていなかったと思います。今日見たら幹がシワシワ。室温がとてもあたたかく24度もあったので、午前中軽く水やりをしました。夜までには乾く程度です。これで、明日に幹のシワシワがある程度元にもどれば、とても健康な状態です。


ちなみに...Mele Paの花芽はかろうじて維持。このまま春まで持つのでしょうか....。咲くのかは疑問。

こちらはワイメア(Waimea)Rubra種です。同じ環境で育てていてもこちらはしっかりと落葉しています。通常でしたらこのまま春まで水をやらずに置いておくのですが、この部屋は暖かいのでよくみると枝に縦シワが入っています。


この縦シワは水不足を意味しています。部屋が暖かいので苗木の水分が蒸発してしまっています。この様な場合には葉を全部落としてしまっていても水を少し与えます。(こちらも1ヶ月ぶりです)

こちらはフラガール・レッド(Hula Girl Red)幹がちょっと細めなので....なんだか寒さにも弱そう。発根も少し時間がかかったので、なんとなく弱い...というイメージが。水やりも躊躇しましたがシワシワしていたので、迷ったあげくやっぱり少しだけ水やりをしました。

ジムさんに言われた事を思い出しました。「発根に時間がかかるんじゃなくて、すべては植えるタイミングの問題だ」と。プルメリアにはそれぞれ特性があって、正しい時期に植えるとちゃんと発根するらしいです。....そういわれてみれば昨年の夏、カラカサナが春に発根しなくて、あきらめていた頃もう一度夏に植え直したらすぐに発根した事がありました。もしかしたら、すべては『時期』の問題なのかも知れません。


それから庭に地植えで育った実生プルメリア。年を越してまだ生きてた!!


ペットボトルには水滴がたまり、腐って枯れてしまうのでは....と思っていましたが、意外にもピンっ!として元気です。『水分』と『乾燥』の加減がますます分からなくなりました。温室で育てている日本のプルメリア農家さんは水やりの回数は確かに少なく1ヶ月に2回ほどですが、あげる時は水をたっぷりと与えています。根がしっかりとしていれば案外大丈夫なのかな....と思ったりして。『冬の水やり』の説明しようと書き始めたのですが、なんだか分からなくなってきてしまいました〜。環境によって違うので、これが正しいってのはないのかも知れません。枯れなければいいのです!

一般的には暖かくして乾燥ぎみにしておくのが失敗が少ないでしょう。