植物図鑑

仕事で新橋に行ったのですが、ちょっと肌寒い雨の中、新橋駅前で『古本まつり』をやっていました。人と待ち合わせ中、雨宿りの為にたままた入ったテントで植物図鑑と目が合いました。


『小笠原植物図鑑』アボック社出版が昭和56年に初版発行した本です。図鑑ってわざわざ探すと見つからないから、こんな時は出逢いだと思って購入します。1,000円(定価2,900円)の楽しいお買い物でした!


表紙の下の植物はHALA(ハラ)の木じゃない?ハワイのラウハラ織りにも使用する植物です。日本名はタコノキ。この本で紹介されているタコノキは父島で発見された小笠原の固有種で、フサナリタコノキと名付けられたようです。特有の気根が全く見られないそうです。タコノキ属はミクロネシアにも6種あるみたい。マレーシアがこのタコノキの研究が盛んでそこの標本を調べてもこの、小笠原諸島で見つけたフサナリタコノキの近縁種が見つからなかったのは予期せぬ発見だったと記載されています。

なぜ、このタコノキが小笠原にあったのでしょう。ちょっとロマンを感じますよね。