プルメリアの接ぎ木について

昨日接ぎ木について少しふれたので、引き続き「接ぎ木」について書かせていただきます。

接ぎ木とは2種類の違う苗をくっつけて一つにする方法です。植物においては一般的な増やし方で、プルメリアもこれができます。

普通に植えては根付かなそうな品種のプルメリアに接ぎ木は良い方法です。接ぎ木の方が失敗が少ないからです。

例えば下の写真のプルメリア。プリカットした枝でさえも(まだ半分は枝にくっついているのに!!)腐ってしまう.....本当に苗木を用意するのさえも苦労する品種があります。このような品種はもちろん発根にも苦労します。このような品種ははじめから接ぎ木で増やすのが良いのかも知れません。


ちなみに、毎回苦労する濃赤色の美しい品種。。。
そう、Hilo Beauty(ヒロ・ビューティー)です(泣)



次に、切り口が腐ってきてしまった場合(私が接ぎ木をする理由の多くはこれ)。上の方の数センチあれば接ぎ木ができるので、ばい菌が侵入して腐ってしまった下の方はすべて捨てて、上の方の数センチだけを使って接ぎ木をします。この様な場合は接ぎ木が苗を救う比較的確率の高い方法です。

放っておいたら下の方は真黒で思いっきり腐っちゃった...

春には色々な質問がプルメリア・ユニバーシティに届きます。プルメリアが動きだしてきて植え付けに関する心配や、育て方に関して大丈夫かな?と不安に感じている人が多いようです。

参考になればと思い、これからしばらくプルメリアによくありがちな問題、それに関する『傾向と対策』を少し紹介していきたいと思います。