種を植える(夏)

7月23日に植えたシードリング苗のその後の様子です。今の時期は生長が早いですね。




「ブログに書いてあったように、種を水栽培で育ててみたけれど、一向に根が出てきません。どこがわるかったのでしょう?」という連絡をいただきました。多分こちらの記事の事だと思われます。→Blog: 2014年4月2日「種を植える時期」

ひとつも発根しない。という事はあまりないので、私なりに理由を考えてみました。

良く考えたら、私は夏に水栽培で種を育てた事がありませんでした。理由は単純で、夏はいっぱい種を植えるので直接土に植えた方が楽だからです。忙しいので水を取り替えたりする事も忘れてしまいそうだし、ゆっくり観察していられないので、すぐに土に植えていました。

思い出したのですが、ハワイ滞在中に種を育てようと水に浸しておきましたが、ジムさんに「水に浸しておくと腐るぞ、まとめて土に挿しておいた方が楽だぞ。」と言われました。ハワイでは水に浸しておくと腐りやすいという事でしょうか。最終的には6粒中半分発根しましたが、半分が腐りました。日本より発根に時間がかかったのを不思議に感じていた事も思い出しました。それ以降ハワイでは直接土に挿す様にしています。

お問い合わせを頂いた方は、置き場所も暑くなりすぎない様に注意していたそうですが(クーラーなしの部屋で)、もしかしたら私たちが思っている以上に夏は水中のバクテリアが増殖しやすいのでは?という事も考えてみました。クーラーがかかっていても良いくらいの暑さだったのかも知れません。

理由は良く分からないですが、夏は長時間水に浸っていると腐りやすくなるので、水に浸す場合は数時間だけにして、すぐに植える方が良いのかも知れません。水に浸す時間の目安は種がふっくらと透明感が出て(中が透けて見えるようになります)重くなって水中に沈んだら土に植えます。

来週、種を水に浸して暑い今の時期でも根が出るか実験してみます。



こちらはタイ産のシードリング。3種類とも違う種からのものですが、タイ産の品種は葉の感じも違います。付根の部分が狭くて、途中幅が広くなり、先端は尖っています。葉の付根がハワイで見るルーブラ種のものより狭いように感じます。ルーツを知りたいですね!