切り戻し、接ぎ木、挿し木

今日は様々なカットに関するポイントをご紹介。

ご存知のとおり、プルメリアは乾燥させた幹を植えます。切り口はしっかりと乾いている事が重要です。プルメリアの幹には水分が多く含まれています。カットするとダラダラと白い液が流れ出てきます。乾燥に強いのはこの水分を蓄えているおかげです。

【切り戻し】
プルメリアの穂木は切り口が乾いたものをそのまま土に植えます。必要がないのに切り戻したりしないでください。プルメリアの切り口が痛んでいる場合は切り戻しも可能です。ただ、様子を見ながら何度も切り戻すのは体力を奪います。プルメリアの穂木をカットする時も、長さを揃えるために切り戻しを行いますが、切り口が乾く前にその場ですぐに行います。





【接ぎ木】
2ヶ月たっても発根しない場合は「接ぎ木」に切り替えた方が成功率が高い場合もあります。5月に植えたものが7月に入って突然動き出す場合もあります。(発根に関しては夏の間、経験を元に随時ブログに明記しています)普段から台木(種から育てたものを使用)を育てておく事もおすすめしています。*古くから親しまれている品種は比較的発根が容易です。



【挿し木で増やす】
プルメリアを増やす場合も枝を適当な場所で切って、切り口を乾燥させてから植えます。挿し木用の枝が長い方がすぐに花が咲くと思われている方もいるようですが、ステムの長さと、花の咲きやすさは関係なく、カットした時期や品種によります。短かくても咲く準備が整っていたらステムの長さに関係なく咲くようです。

Celadine