2017年6月21日水曜日

プルメリアの原種(2017年度版)

リチャード・クライリー教授の記事を読んで原種にあまり詳しくない私は、さらに混乱。ブログに書くと色々残り、さらに色んな人を混乱させるので、

「リチャードに会いに行こう!」という事になり、ホノルルのオリジナル・パンケーキハウスで朝食を食べて来ました。すぐに会いに行けるなんて、ハワイに居るからこそできる事です。ラッキーです。

で、聞いて来ました。

結局「プルメリアの原種はどれですか?」

プルメリアの原種は以下の通りです(2017年度時点)

原種

  1. Plumeria Isabella (イザベラ)
  2. Plumeria Alba (アルバ)
  3. Plumeria Caracasana(カラカサナ)
  4. Plumeria Cubensis(キューベンシス)
  5. Plumeria Pudica(プディカ)
  6. Plumeria Stenopetala(ステノペタラ)
  7. Plumeria Stenophylla(ステノフィラ)




原種と混同されやすいですが、下記は原種ではありません。準原種だという事です。

準原種 Subspecies of Obtusa
  • Tuberculata(チューベキュラータ)
  • Bahamensis(バハメンシス)
  • Sericifolia(セリシフォリア)
  • Montana(モンタナ)
  • etc....

最近の研究では7番のStenophylla (ステノフィラ)もSubspieces (準原種)に含まれるかも知れないという事です。

調べ方:
どの様に特定して居るかと言うと、種を植えて、違う個体(違う葉の形、花の形状、色や香り)が生まれて来たら「準原種」の可能性が高いと言う事です。原種は原種と同じものしか生まれないそうです。




ハワイ大学でプルメリアの原種の研究を続けているリチャードクライリー VS.  プルメリアの新しい品種を作り出すジムリトルはやっている事が真逆で2人の会話は面白かったです。


********追記6/25/17********

白川さんより下記内容をいただきました。ありがとうございます。

ワシントン大学とミズーリ植物園の研究では以下の原種が確認されているようです。


1. P. Inodora 
2. P. Pudica
3. P. Rubra (and forms)
4. P. Subsessilis
5. P. Obtusa
6. P. Fififolia
7. P. Alba


これをもとにハワイ大学マノア校でPCR法によるDNA解析を行った結果について昨年の国際プルメリア会議でカウアヒ・ペレスさんから発表した資料↓

**********************


様々な現段階の研究をなんとなく知っておくのは良いと思います。どれも研究の段階です。また数年後には変わるかも知れません。以前は原種には「香りがない」「さび病にならない」といった定義もありましたが、これはあくまでも研究者の仮定なんだな。という事も分かりました。


私の定義:PU実験中
イザベラは原種には見えない、準原種っぽい。と勝手に思っている私は(完全に見た目で判断していますが...)原種イザベラから違う品種が出てくる事を期待して、種を植えて育てています。(違う葉が出て来たり、違う花が咲いたら準原種と言う事になります)
*追記:上記のPDFを見るとP. SubsessilisはIsabellaと同じかも?となっています。




ISABELLA(イザベラ)実生(OP・自然交配)をとにかくいっぱい植えてみよう作戦で、種を見つけ次第植えています。花が咲くまでにはまだ時間がかかりますが、まずは葉の違いを調べてみたいと思います。

OP.  ISABELLA

このパンケーキのお店ではいつもストロベリーがたっぷり乗った「ワッフル」を頼みますが、初めてブルーベリー「クレープ」を頼んでみました!クレープの中にもたっぷりとフレッシュなブルーベリーが詰まっていて、すごい美味しかったです!




余談:リチャードは植物学の教授でもある一方、体操の選手でもありました。今でもジャッジなどをしているそうです。週に2日はトレーニングもしているそうです。70代後半ですよ!すごい若いですよね。ちなみにPaul Weissichの話題にもなって、今94歳だそうです。わぉ....会いに行きたい!

2017年6月20日火曜日

Dwarf Deciduous White

ドゥワーフ・デシダス・ホワイト

Dwarf(ドゥワーフ)=矮小
Deciduous(発音はデシデュアスが近いかも)=落葉

日本人にはどうにも発音しにくいDwarf Deciduous White(*以下DDW)ですが、その名の通り「矮小で落葉する白色プルメリア」です。

隣に植わっていた、なんとなく雰囲気が似ているシンガポールプルメリアと比べてみました。

写真左:Dwarf Deciduous White:落葉樹
写真右:Singapore White(Obtusa):常緑種

左DDW / 右Obtusa

シンガポールは剪定しなければ5m近い大きな木になりますが、矮小種のDDWは写真右の通りコンパクトです。(12年間カットしていない樹形)

写真左:Singapore White(Obtusa):大きくなります
写真右:Dwarf Deciduous White:コンパクトです




矮小種なのにもかかわらず、DDWは花は大きく、香りが強いのも特徴です。

Dwarf Deciduous White

写真左:Dwarf Deciduous White
写真右:Singapore White(Obtusa)



花はシンガポール・ホワイトより大きいですが、葉はシンガポールよりやや小さめです。丸葉(Obtusa種)と尖葉(Rubra種)との中間。葉はやや肉厚(Obtusa似)ですが、葉はテカテカとした光沢はありません(Rubra似)。両方の特徴を持っていることが分かります。

写真上:Dwarf Deciduous White:丸葉と尖葉の中間、葉に厚みがあり、光沢なし
写真下:Singapore White(Obtusa):丸葉、葉に厚みがあり、光沢あり

上DDW / 下Obtusa


とても好きな品種です。



2017年6月18日日曜日

原種は”さび病”が発生しない?

雑誌Hawaii LandscapeのPDFをホームページの参考資料に追加しました。どなたでも閲覧できます。 http://www.plumeria-univ.com/study.html




記事の見出しは「プルメリアには指紋があるか...?」DNA鑑定の結果、原種はさび病にかかりにくく、ルーブラ種はどれもさび病にかかる性質を持っているという結果に基づき、原種との品種交配により、より「さび病」にかかりにくく庭植えに適した品種を作り出す事は可能だろう、という記事内容。原種7種類の紹介も含まれています。

*ここで紹介されている7品種にはObtusa(シンガポール・ホワイト)は含まれていません。Obtusaはさび病が発生します。

*ここに掲載されていないTuberculataはさび病が発生しなかったと思いますが、掲載されていないという事は発生するのでしょうか?再度確認してみたいと思います。


さび病について:
https://plumeriauniv.blogspot.com/2016/09/blog-post_15.html


原種Pudicaは庭植えに向いている品種です。さび病も発生しないから景観を損なわないし、上の方に伸びるので場所を取りません。ただ、香りがしない(とても弱い)のが残念な点です。

 原種に関する過去の記事:

プディカ実生
https://plumeriauniv.blogspot.com/2015/10/pudica-seedling.html

イザベラ / チューベキュラータ
https://plumeriauniv.blogspot.com/2016/07/sp-izabella-tuberculata.html

セリシフォリア / チューベキュラータ
https://plumeriauniv.blogspot.com/2014/09/blog-post_16.html




2017年6月17日土曜日

Roadside Gold

ロードサイド・ゴールド。聞き覚えがないと思いますが、それもそのはず。正式名称ではありません。ハワイ大学のDr.クライリー教授が見つけて「道ばたで見つけてきたプルメリア」と言って持ってきた名前がそのまま通称になって農場に植わっています。農場でも道側に植えてあるのでそのままロードサイド(道ばた・街路樹の意味)で間違えはないですね。


 Roadside Gold


ゴールドというよりオレンジ色です。とても綺麗で目に止まります。Kaleinaniにも似ていますが、違います。



クライリー教授といえば、送られてきたHawaii Landscapeという雑誌にプルメリアの記事が載っていました。




原種についての話しです。プルメリアのDNAテストをした時の事が書かれています。クライリー教授は園芸品種より原種に興味があり、コレクションしています。ハワイ大のプルメリア・リサーチステーションは歩き回るには程よい大きさなので、PUの皆で見学に行けたら良いな、と思う場所です。



  1. Plumeria Isabella (イザベラ)
  2. Plumeria Alba (アルバ)
  3. Plumeria Caracasana(カラカサナ)
  4. Plumeria Cubensis(キューベンシス)
  5. Plumeria Pudica(プディカ)
  6. Plumeria Stenopetala(ステノペタラ)
  7. Plumeria Stenophylla(ステノフィラ)


.... あれ?
教授、チューベキュラータの記載を忘れています。。。





スキャンをして、ホームページで閲覧できるようにしておきたいと思います。どなたか掲載後「日本語訳」ボランティアできる方(数名で手分けしても良いですね)がいましたら嬉しいです。→ホームページに掲載済 「Study」→「プルメリアに関する参考資料」


どれも白くて香りも弱いプルメリアの原種から、よくぞここまで色のバリエーションから香りのバリエーションまで多様な変化を遂げてくれました!

道端に咲く雑種でさえ美しいプルメリアにあらためて感謝したいですね。



\プルメリア園芸品種  販売中/



2017年6月16日金曜日

Aloha Friday

雨の多い1週間でした。デスクワークをするには最適な雨の日も嫌いではないのですが、ずっと延期になっていたプルメリアの移動を決行できました。現在アラモアナに建設中の高級コンドミニアムにお引越し。管理が行き届いているはずなので、たくさんの花を咲かせてくれると思います。




手際良く穴を掘り運び出されます。なんかだちょっと寂しいですが、いくつか切り落とした枝を発根させて種を絶やさないようにするのも私の重要な役割になっています。



あまりに暑くて、午後から海にひと泳ぎしに行きました。波にもまれてグルグルするとさっぱりするのに、波が全くなく、つまらないのでサーフショップに駆け込み、シュノーケル用ゴーグル購入!

ゴーグル1つで楽しみ増えました


泳いで魚を追いかけているだけで楽しかったです。プカプカ浮いてしばらく色鮮やかな小魚を眺めていたら、背後に気配を感じ振り返ったら巨大なホヌ(ウミガメ)が!!!あんなに大きなカメが至近距離で同じ目の高さにいたら、ただ単に怖かったです!!!速攻で泳いで帰ってきました。次回はフィンも用意しておこう。



JL Clark's Wave


\鉢植え毎週追加しています/



2017年6月13日火曜日

植え付け

ノースショアは雨の多い1週間になりそうです。日本の梅雨のように1日降り続いている事はなく、土砂降りかと思えば、晴天になり、あっという間に濡れていた道路も乾きます。植物も育つはずです。

朝、家の前に大きくかかっている虹を追いかけながら、農場へ。






午後からの方が本格的な雨になってきましたが、



ずっと気になっていた植え付けがようやく出来て達成感。






2017年6月10日土曜日

農業とは。。。

プルメリアのことはある程度わかっているけれど、プルメリア農場の管理となると話は別です。

農場では「これ、あと100本必要です」
「。。。何それ?」

名前も知らない、何に使うのかも良く分からないパーツを欲しいと言われ、説明もできそうにないので、とにかく何でも写真を撮ります。




あと、これも。「穴が空いている方でお願いします。赤いのは使いにくいです。」

「(よく分からないけど)分かりました。。。」

で、とりあえず写真を撮ります。



パイプ屋さんに行って「↑これください」と言います。



(人生でパイプ屋さんに月に何度も来る日が来るとは思わなかった。)



。。。で、そのあと買い換えないといけないショベルカーを見に行って(人生でショベルカーを選ぶ日が来るとは思わなかった)




でも、ここに穴を掘らないと新たな木は植えられないので、とても重要です。



夕方から苗の植えつけ、ようやく自分の許容範囲のお仕事です。




\鉢植え販売再開しました/




2017年6月8日木曜日

ウェブショップ再開&Newリリース告知

ジムリトル産のカッティング苗と鉢植えの販売を再開しました!秋まではオープンしています。今後も準備が出来次第、随時鉢植えを追加していきますので、どうぞご利用ください。

*「穂木・カッティング苗」と「鉢植え」の2種類がありますのでご注意ください。
*花芽付きのものには「花芽付き」と明記してあります。





プラス!

ジムリトルナーセリーより、新しい品種4品種が発表されました。厳選された美しい品種です。
  1. JL Diamond Head
  2. JL Pink Pagoda
  3. JL Royal Red
  4. JL Tinkerbell


追ってまた詳しくご紹介していきたいと思います。


2017年6月4日日曜日

イザベラの植え替え

ずっと気になっていた植え替えがようやくできました。


原種イザベラのタネから育てたものです。肥料も植え替えも怠っていたのであまり大きく育っていませんが、実生でも葉が親と同様に横に広がっていて、とても可愛いです。




運よくハイブリッドになっていて、違う色の花が咲いてくれると嬉しいですが、原種は親と似た花が咲きやすいよう。葉がかわいいのでそれだけでも楽しんで育てられそうです。

注:日本では冬場休眠するので、植え付け・植え替えの時には、苗に対して大きすぎる鉢を使わない方が管理が楽です。




原種:イザベラ


鉢土は検疫通す予定ないので、シンダー(溶岩石)とハワイの赤土を混ぜ合わせたものを使いました。