コヨーテ


農場へ行かず、家でもくもくと作業の日でした。



2年前に植えたヤシの木は、鉢植えだとゆっくりと成長してくれるので良かったですが、近いうちに鉢が壊れそうです。


数日前、近所に住む日本人の方に道で会って少し話していたらランチに招待してくれました。アメリカの本土に長年住んでいたけれど、最近リタイアして、彼女の旦那さんの両親が建てたハワイの家に引っ越して来たそうです。リトル家も天井が高い木でできたお家だけれど、こちらも70年代に建てられたお家で頑丈そうな木のお家です。




焼きたてのパンと自家製野菜のサラダと手作りドレッシングをいただきました。すごい美味しかったです。



旦那さんとは上智大学の国際部に在学中に知り合ったそう。旦那さんのおじいさんはアルメニア人。お父さんはおじいさんが日本に難民としてやって来た時に日本で生まれたらしいです。その後、ジャーナリストになって世界を転々としたそう。すごい歴史ですよね。

美味しいコーヒーを淹れながら、家族の歴史の話と、トルコの絶品屋台料理『シャワルマ』はケバブとは違うと力説!してくれた旦那さんが日本語ペラペラで面白かった(笑)


中にツナの入った焼きたてパン。カリカリほくこく

おじいさんは最初難民としてロシアに渡り、ロシア人のおばあさんとはお見合いで結婚、その後、さらに難民として日本にやって来ました。そしてお父さんはアルメニア人とロシア人とのハーフとして日本で生まれました。不思議な歴史を聞いて、国籍がはっきりしないってどんな感じだろう。って考えていましたが、話しを聞く限り、お父さんは仕事で世界を転々としていろんな国を楽しんだようです。とても自由な考え方だったのかも知れません。

ハワイにいると、ほとんどの人が数カ国もの血が混ざっているので、日本の単一民族意識ってすごい独特なんだな、と感じる場面が多いです。


ちなみにリトル家、ドリック母さんはドイツにロシアやその他ヨーロッパが混ざっています。ジムはスウェーデンにイギリスやその他ヨーロッパ。ブロックはその息子なのでその全部が混ざっているという訳です。アメリカは移民の国なんだ、って改めて感じました。ハワイはそれにアジアが混ざるので、世界中の人種が混ざり合っています。




帰り道に出会ったこの犬は近所の馬小屋に勝手に住み着いた野良犬です。『コヨーテ』って呼ばれています。近寄ると逃げるので、誰にも飼われる事なく、(野生の)ニワトリやヒヨコを捕まえて自力で生き抜いて来ました。馬の柵の中に入ったり、出たり、自由です。つい最近、馬の飼い主にドックフードをもらえるようになったと聞きました。良かったです。







で、今日は先日のお土産に家のライムをお届けしたら、ライムパイを作ったというので取りに行って来ました。料理上手っていいなーー!今日は仕事を終わりにして、これを食べる為に頑張っていました。