夏至と冬至

プルメリア・ユニバーシティでは、『気温が15度以下になると休眠期に入ります。』と長年お伝えしてきました。実際に葉が落ち始める10月末ごろの気温を目安にしています。春に目覚めてくるのは(屋外に出すのも・水を与え始めるのも)『気温が15度以上になってから』です。

この『15度』というキーワードをプルメリアを育てる時の説明に何年も使ってきましたが、ハワイでも同様に気温の低下とともに休眠します。

島の最北に位置するノースショアでは昼間23度、夜間17度です。15度を下回る事はほとんどありませんので、雨に当たっても大丈夫。地植えで休眠状態に入ります。

日本では気温15度より下回りますので、雨の当たらない気温の安定した室内に移動させ、水を与えずに乾燥させた状態で『冬越し』をします。




ただ、ハワイに来た頃不思議に思っていたのが、ハワイでは落葉が始まるのが真夏だという事。気温がとても高いのに、8月頃には黄色い葉が目立ってきます。日本では成育期真っ只中の頃です。そして11月には丸坊主になったと思ったら、12月には蕾が付き始め少しずつ目覚めてきているのが確認できます。

これも『日の長さ』の暦と合わせるとしっくりときます。

昼間の時間が最も長い『夏至:6月末頃』を期に陽が短くなり、陽が出ている時間が一番短い『冬至:12月末頃』以降、徐々に陽が伸びていきます。日が短い時期に休眠をしているようです。植物は正直ですね。

葉がない今の時期はカッティングにとても向いています。成長は緩やかで動いていないようにみえますが、栄養を蓄えてカットすると樹液が沢山でて来ます。




2018年1月15日まで下記サイトよりプルメリアの苗の予約を受け付けています。沢山の品種より選ぶ事ができ、苗を春までハワイで育てて、発根した状態で日本にお届けいたします。ぜひ来年のコレクションに新たなプルメリアを追加してみてください。

ハワイ産プルメリア予約
締切:2018年1月15日
 発送:2018年5月上旬予定


*昨年より〆切が早くなっています。ご注意ください*